中国語で「〜したことがある」という経験を表す文は「動詞+过」

「この映画見たことある?」「あの漫画読んだことある?」「福岡県に遊びに行ったことがある」といった日常的に使う経験を表す文。

 

中国語では「動詞」の後ろに「过」を付ける事で、経験を表します。

 

  • 動詞+过|〜したことがある
  • 过+吗?|〜したことがありますか?
  • 否定の場合は「不」ではなく「没」

 

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【経験】動詞+过|〜した事がある

过:過ぎる(過ごす)

guò

 

「过」自体には、「過ぎる」といった意味があります。

日本の漢字の「過」を簡体字にしたものが「过」で、意味も近いです。

 

動詞の後ろに「过」を置くと経験を表す

動詞+「过」で、「〜したことがある」という経験を表します。

  • 看过:見たことがある
  • 吃过:食べたことがある
  • 去过:行ったことがある

このように経験を言うことができます。

 

我去过中国。(私は中国へ行ったことがある)

 

経験を尋ねる場合は「吗」を付けます

「〜したことがありますか?」と経験を尋ねる場合は「吗」を付けます。

  • 看过吗?:見たことがありますか
  • 吃过吗?:食べたことがありますか
  • 去过吗?:行ったことがありますか

 

你去过中国吗?(あなたは中国へ行ったことがありますか?)

 

経験を尋ねられた場合の返事の仕方

経験を尋ねられた場合の返事としては「〜したことがある」か「〜したことがない」となりますよね。

 

例えば「中国へ行ったことがありますか?」という疑問文に対しての答えがこちら。

  • 去过:行ったことがあります
  • 没去过:行ったことがありません

ここでポイントとなるのが否定の際に使われる「没」です。

 

「不」ではなく、「没」なのです

 

経験を尋ねている文に対して答えるという事は、現時点での話ですよね。

  • 見たことがある? – (現時点で)見たことがない
  • 行ったことがある? – (現時点で)行ったことがない

つまり、現時点から過去の経験に対して否定をするので「不」ではなく「没」を使う訳です。

 

「不」は、意思が含まれた否定の意味になるので「〜したことがない」という否定を表したいのに「不」を使ってしまうと「〜しない」という意味になってしまいます。

 

>> 「不」と「没」の使い分けについてはこちら

 

【まとめ】動詞+过|〜した事がある

経験を尋ねる際は「動詞+过」

  • 動詞の後ろに「过」を付けると経験を表す
  • 「吗」を付ければ疑問文になる

 

「过」自体は過ごすという動詞ですが、動詞の後ろに来ると経験を表す意味になるのは少し不思議ですよね。

「過ごす」という意味を何となく時の流れのようなイメージで掴んで置くと、「見る+過ごす」「行く+過ごす」という感じで捉えて、経験というニュアンスに結びつけることができるのかな?と思います。

 

过と了の違いについて

「了」は、あくまで「完了」の意味を表しています。

※ 変化を表す時にも使われます

 

そして「了」自体を過去形と捉える人もいるかもしれませんが、別に過去でも未来でも自由に使うことができます。

  • この映画を見た(過去)
  • この映画を見終わったら、次はこれを見る(未来)

このように過去でも未来でも「完了」の意味を使うことができますよね。

 

「过」も「了」も過去形と捉えてしまうのは危険だよ

 

「过」と「了」の違いをまとめます。

  • 「过」は、現時点から過去の経験について。
  • 「了」は、過去でも未来でも物事の完了について。