中国語で否定を表す「不」と「没」の使い分け【違いを解説】

中国語で否定の文の際に「不」を使うのか「没」を使うのかで迷う事があると思います。同じ否定の意味でも「不」と「没」では、ニュアンスが異なってしまうので、間違えて使ってしまうと違った形で捉えられてしまいます。

 

それでは先に結論として「不」と「没」の違いを解説します。

  • 不:そこに意思が含まれた否定
  • 没:過去から現時点までの結果を否定

それでは、それぞれの違いを見ていきましょう。

スポンサーリンク

【中国語】否定を表す「不」・「没」の違い

否定を表す「不」「没」

méi

 

「不」も「没」も否定を表すけどニュアンスが違うのです

 

不:意思が強く含まれた否定

「不」で否定をする場合は、そこに意思が含まれています。

  • 私は、その映画を見ない
  • 私は、明日飲み会に行かない
  • 今晩、彼は夕食を食べない

このように「〜しない」という意思が含まれたニュアンスになります。

 

日本でも「参加・不参加」にチェックを付ける機会があると思いますが、この時の不参加の「不」も同じニュアンスですよね。「参加をしない」という意思を伝えています。

 

簡単に言えば「しない」事を決断した場合は「不」だよ

 

例外もあります

特定の性質については、意思は関係なく「不」を使うことがあります。

A = Bの役割をする「是」の否定にも「不」が使われますよね。

  • 我不是中国人(私は中国人ではありません)

このように「中国人」という性質ではないという時には、「意思」は関係なく「不」で否定します。

 

没:現時点までの客観的な結果を否定

「没」は、過去から現時点までの結果の話です。

  • 私は、その映画を見たことがない
  • 私は、昨日飲み会に行かなかった
  • 彼は、夕食を食べなかった

過去から現時点までに起きた結果に対して否定をしたい場合に「没」を使っており、現時点から未来の話については否定するつもりはありません。

 

「没」のポイントは、客観的な事実(結果)を否定する場合に使うという事です。

 

現時点までの結果を否定する場合は「没」だよ

 

【まとめ】否定を表す「不」・「没」の使い分け

まとめ:「不」・「没」のニュアンスの違い

  • 「不」:意思が含まれた否定
  • 「没」:過去から現時点までの結果を否定・今後は不明

 

意思(主観)が含まれたものを「不」、客観的な事実や過去から現時点までの経験(結果)の場合は「没」を使って否定をします。

 

過去形だから現在形だからという話ではなく、意思が含まれていれば「不」であり、現時点までの客観的な結果は「没」という事です。

 

イメージ①:あの映画見た?

話題の映画があったとします。

自分はその映画を見ておらず、友人に「あの映画見た?」と聞かれた場合。

 

  • 「不」を使って答えると「見ない」という自分の意思が含まれた答えになります。
  • 「没」を使って答えると「見ていない」という現時点での結果の答えになります。

つまり、「不」を使って否定をした場合は何らかの理由があって「見ない」事を選択した事になります。相手からすると「なんで?」という事になる訳です。

 

イメージ②:不要(いらない)

「要」は、「いる」「ほしい」と訳されることがあります。

 

「いらない」と言いたい場合は、「いる」「ほしい」という意思を否定する訳ですから、「不」を使って「不要」になります。

 

意思か結果か

イメージとして覚えやすいコツとしては、こんな感じです。

  • 「不」には、意思が含まれるので聞いている相手からすると「なぜ?なんで?」という疑問が残ります。
  • 「没」は、客観的な結果の話をしているだけです。