【中国語の文法】漢字と漢字をくっつけて動きを付ける「補語」④

前回は中国語の「限定語」について簡単に解説をしました。

 

中国語を勉強したいけどそもそも英語は触れる機会があったけど、中国語は触れる機会がないから何が何だから分からない!という人に向けて、ざっくりと中国語の文法とは?という部分を説明してきました。

 

それでは一旦、今までのまとめをします。

  • 中国語は、SVO型である
  • SとVの間に「いつ?どこで?」といった状況語を入れる
  • 「的」を使って「私のかばん」「面白い本」といった名詞を修飾する限定語を作る

 

そして今回が最後の「補語」になります。

これでざっくりとした中国語の文法の説明は終わりです。

 

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【中国語の文法】補語:述語(動詞・形容詞)に動きを付ける

補語とは?

「補語」とは、簡単に言うと述語の後ろに置く事で述語に動きを付けてあげる事ができます。これが非常にややこしく、シンプルな中国語でもトップクラスに難易度の高い部分だったりします。

 

補語の役割がなぜ必要なのかと言いますと、中国語では誰がいつの話でも漢字は変化(活用)しないですよね。英語の「go」が「went」のようになるなんて事もありません。

 

中国語では、漢字と漢字を組み合わせてくっつける事で動きを付けてあげる事ができます。

 

補語を日本語でイメージしてみます

同じく漢字を使っている日本語で補語をイメージしてみます。

  • 見る+終わる = 見終わる
  • 飛ぶ+乗る = 飛び乗る
  • 帰る+来る = 帰って来る
  • 突く+落とす = 突き落とす
  • 読む+分かる = 読める
  • 読む+できない+分かる = 読めない
  • 勉強した+1時間 = 1時間勉強した

特に上4つは特に中国語とリンクさせてイメージしやすいのかなと思います。

 

中国語で実際に補語を使ってみます

①:読めました(理解できました)【結果補語】

  • :見る(読む)
  • :分かる
  • :※ 完了を表す

 

「看懂」と書くことで「読む」→「分かる」という結果になるので「読めた」という事になります。読めたという事は、それが完了したので後ろに「了」を付けて「看懂了」となります。

 

中国語では、動作などが完了した事を表す時に「了」を付けるよ

 

②:聞くことができる(聞いて分かる)【可能補語】

  • :聞く
  • :できる
  • :分かる

 

「听得懂」と書くことで「聞く」→「できる」→「分かる」という可能を表す言葉になるので「聞くことができる(聞いて分かる)」という意味になります。

聞こえるけど何を言っているのか分からない時は、否定を表す「不」を使うことで「听不懂」となり、「聞く」→「できない」→「分かる」で「聞き取れない」といったニュアンスになります。

 

段々補語の沼にハマってきたかな?

 

この他にも「方向補語」や「様態補語」といった○○補語というのが何種類かあります。

 

【まとめ】SVO:状況語・補語・限定語

中国語の文法をざっくりとした説明はこれで終わりとなります。

それでは、今までのものを全てまとめていきます。

 

中国語の基本は「SVO」

「私は日本人です」という文を中国語にするとこうなります。

我是日本人
「是」は、英語の「am」と同じ働きをしています。

中国語は英語と同じく「SVO型」なので、SOVで話す日本人にとっては少し異なります。

 

主語と述語の間に「限定語」が入る

中国語では、英語と違ってSとVの間に情報を入れる事が多いです。

いつ?どこで?といった状況語を主語の後ろに置けるので、日本語に近い感覚で話す事ができます。

 

「私は毎日学校へ行く」を中国語で書くとこのようになります。

每天去学校

「S+(状況語)+V+O」の形になります。

 

この状況語は、述語を説明しています。

「毎日→行く」という説明ですね。

 

※ 他にも「家で→食べる」、「明日友達と→行く」といった感じで状況語は述語をより詳しく説明します。感覚としては日本語から中国語を考える時は、目的語を外して考えてみるとスムーズにいったりしますね。

 

述語の後ろに置いて動きを付けるのが「補語」

中国語の文法で1番厄介なのが今回の「補語」です。

述語の後ろに置いて述語に動きを付けてあげます。

 

漢字と漢字で組み合わせて新しいニュアンスの言葉を作る訳ですから、これがとてもしんどい訳です。スッと意味が入ってくる物からなんでこんな意味になるんだ?というものもあったりして、知れば知るほど辛いのが「補語」だったりします。

 

「私は帰ってきた(ただいま)」を中国語で書くとこうなります。

回来

「回 = 帰る」「来 = 来る」なので、「帰る→来る」となりそこに完了を表す「了」を付けてあげることで「帰る→来る→完了」で「帰ってきた」となります。

 

中国語では「ただいま」という正しい表現がないので、「私が帰ってきた」というのを「ただいま」として扱う事があります。

 

的で名詞を修飾する「限定語」

こちらは感覚としては日本語に近く、「私かばん」と言う場合は「我包」となります。「的」が日本語の「〜の」という働きをしてくれます。

 

ただし、日本語では「〜の」を付けないような言葉でも中国語では「〜の」を付ける場合があります。基本的に名詞を修飾する場合は「的」を入れる必要があります。

※ 日本語で例えてみると「面白い漫画 → 面白い漫画」、「楽しい時間」→「楽しい時間」という感じです。「」の部分に「的」が入ります。

 

おわり

中国語の文法をざっくりと説明してきましたが、だいたいの感覚やイメージは掴めたかな?と思います。中国語を勉強したいけど何から始めれば良いのか分からないという人は、まず何となくで良いので文法を理解しておくと勉強しやすいはずです。