【中国語の文法】「助動詞」の位置・役割|想・要:会・可以・能の違い

中国語の文法「助動詞」について解説をします。

助動詞の種類によってニュアンスが異なるので、正しく理解しておく必要があります。

 

  • 主語+助動詞+動詞
  • 想・要の違い
  • 会・可以・能の違い

 

スポンサーリンク

中国語の文法:助動詞 + 動詞

助動詞の位置・役割

助動詞は、英語の「can」や「may」といったものです。

動詞の前に置く事で「〜する事ができる」といった表現をする事ができます。

 

中国語:主な助動詞を紹介【一覧】


xiǎng 〜したい
※ 願望

yào 〜したい
※ 要求(意思)

huì 〜できる
※ 習得した技術
〜するだろう
可以
kěyǐ 〜できる
※ 条件の許可

néng 〜できる
※ 能力 / 条件の許可
〜しなければならない
应该 yīnggāi 〜すべき
打算 dǎsuàn 〜するつもり

 

助動詞の役割を理解しておかないと、ニュアンスが上手く汲み取れないね

 

①:「想」「要」の違い

我想吃 / 我要吃

両方とも「私は食べたい」と訳す事ができます。

 

ただし、ニュアンスとしては大きく異なります。

  • 我想吃:食べたい(どうしよう?)
  • 我要吃:食べたい(食べる可能性が高い)

助動詞の「想」は、現時点では願望であって、そこから行動に移すかどうかは決まっていません。

助動詞の「要」は、現時点で欲求(意思)があり、次の行動として実行する可能性が高いです。

 

「要」には、「ほしい」という動詞の意味があるからこちらの方が意思が強いと覚えておくと良いかもです

 

②:「会」「可以」「能」の違い

  • 会:技術・能力を習得した
  • 可以:条件の許可(可能)
  • 能:能力がある / 条件の許可(可能)

 

会:技術・能力を習得 → 結果:できる

「会」は、何らかの練習や訓練をして身につく技術や能力を習得したという意味の「できる」になります。

分かりやすい例としては、日本に住む日本人が「私は日本語を話す事ができます」というのは少し不自然ですよね。逆に、外国人が「私は日本語を話す事ができます」と言うと日本語を勉強して習得したという意味で捉える事ができます。

 

このように技術・能力を習得したから「できる」という意味が「会」です。

 

免許や資格をイメージすると良いかもしれないね。

 

可以:条件が許可される → 結果:できる

「可以」は、条件が許可された事によって何かをする事が「できる」という意味です。

 

許可というと厳しく聞こえますが、「○○して良い」という感じです。

基本的にルールを作る側、主導権を握っている側によって許可された事が「できる」と捉えると分かりやすいかもしれません。

 

「〜する事が可能かどうか?」がポイントだね

 

能:能力がある / 条件が許可される → 結果:できる

「能」には、「会」と同じく能力についての「できる」という意味があります。

違いとしては、「会」の延長線上にあるのが「能」です。

  • 習得した能力があるのが「会」
  • その能力で○○ができるのが「能」

漫画で例えますと、主人公が修行をして手から炎を出す事ができるようになったのが「会」、その技で敵を倒す(燃やす)ことができるのが「能」です。

 

習得したら「会」、それをどうできるのかが「能」だね

 

2つ目、「能」は「可以」と同じく条件によって許可されて「できる」という意味もあります。使い方としては「可以」と特に変わりません。

 

【まとめ】中国語の助動詞の位置・役割

助動詞 + 動詞の形

  • 助動詞は、動詞の前に置く
  • 助動詞の意味を理解しておかないと、ニュアンスを上手く汲み取れません

 

助動詞を使った例文

学汉语。(私は中国語を勉強したい)

「想(願望)+ 学(勉強する)」 → 勉強したい

 

吃饭。(私はご飯が食べたい)

「要(意思)+ 吃(食べる)」 → 食べたい

 

说汉语。(私は中国語を話せます)

「会(習得)+ 说(話す)」 → 話す事ができる

 

可以用信用卡吗?(クレジットカードは使えますか?)

「可以(許可)+ 用(使う)」 → 使える

「吗(〜か?)」 → 使えますか?

 

我明天去。(私は明日行けます)

「能(可能)+ 去(行く)」 → 行く事ができる

 

应该喝水。(あなたは水を飲むべきです)

「应该(すべき)+ 喝(飲む)」 → 飲む事をすべき

 

我明年打算去中国。(私は来年中国へ行くつもりです)

「打算(〜するつもり)+ 去(行く)」 → 行くつもり

 

時間詞+助動詞+動詞」、「助動詞+時間詞+動詞」の順番はどっちでもOKなのです。ただし時間詞が前に来ると「助動詞+動詞を強調」する事になり、時間詞を動詞の前に持ってくると「時間詞を強調」する事になるよ。